好きなものだけが集まった場所が欲しくなった

「好きなことやっていいよ」

 

そう言われて、考え込んでしまった。

私の好きなことって何だろう?

 

40過ぎて少し経った頃、職場を変えながらも20年以上続けてきた仕事を辞めた。
きっかけなんて、ない。ある日突然、コップの水が溢れるようにその仕事に対する不満がこぼれてしまったのだ。

そんな時に、夫にかけられた言葉が「好きなことやりなよ」だったのだ。

ただ、どんなに頭をひねっても「楽しそう」なことはあっても「よし。これをやってみよう!」という考えに至らないのだ。

 

毒親に育てられた自負があるので、何を思い浮かべても「こんなことをしたら相手を失望させてしまうのでは?」という自責の念に潰される。

旅行も音楽も文章を書くことも大好きなのに「子供がいるのに定職にもつかず、お金にもならないことをされるんですか」と自分の中にいる自分に冷たく見放される。

 

私の生い立ちのことはさておき、結婚して子供もできて、少しずつ実母との距離の取り方がわかってきた今、やってみたい。自分の「好きなこと」!

誰でもない自分の人生。親の為でも誰の為でもなく、自分のために好きなことを好きなようにやっていいんだよって思いたい。

 

誰かの為とか、体裁とかを一番に考えてしまいがちで、何をやっても続かないことが多いけど。何も考えずにもろ手をあげて「それ大好き!」って言えること、絶対に自分の中にもあるはず。

 

まずは自分の中にある「好きなこと」を知ろう。ここでそれを掘り下げて「もっと好き」になろう。

 

アウトプットの場として、ここを選んだ。

ここは良いも悪いも、上手も下手もない。

こうしなきゃいけないというルールも作らない。

ただ、自分の好きなものが溢れた場所にしよう。